03月10日(水)
プレストのリノベーション④
姫路の工務店・自然素材を使った注文住宅のプレスト
福崎町のプレストのリノベーション、着々と工事は進んでいます。
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外壁のやり替え
しばらく悩まれていた外壁の種類。焼杉の外壁で決定し施工しています。
焼杉といってもいくつか種類があり、今回はその中でも「焼杉・塗装ブラック」という炭の層をブラッシングして取り除いたものに塗装を施した焼杉です。
この地域でよく見かける見た感じから表面が炭だとわかる素焼とは違い、
今回施工した塗装ブラックは、上の写真を見ていただくとわかる通りマットな仕上がりです。
遠くから見た感じは保護塗料で塗装した杉板貼りと見分けがつきにくいですが、
近くで見ると下の写真のように塗装はしてありますが炭っぽい感じで焼杉と分かります。
昔からある焼杉の外壁。どのようなメリット・デメリットがあるか書いてみようと思います。
焼杉のメリット
①防虫・防腐効果がある
→これは杉板を焼くことで炭化作用が起こり、防虫・防腐効果があるとされています。
沿岸部で焼杉の外壁の家が多くみられるのは、防腐効果があるためかもしれません。
②木材特有の調湿効果
→湿度が高くなると焼杉板が湿気を吸収してくれるので結露を減らしてくれます。
③サイディングに比べ重量が軽いので躯体への負荷が少ない
④熱伝導率が低く断熱効果が高いので、夏場に触れても熱くなりにくい
⑤上塗りや張り替えが簡単でメンテナンスがしやすい
→自然素材の家はメンテナンスが不可欠。メンテナンスのしやすさは費用にも影響するので大切です。
⑥コストを抑えられる
→プレストでお馴染みのそとん壁の塗壁に比べ、初期費用を抑えられます。
焼杉のデメリット
①手や洋服が焼杉に触れると炭がついて黒くなる
→住まわれる方にとってこれが一番気になるかもしれません。しかし、初めの頃は物珍しく触るかもしれませんが、慣れれば案外触らないものです。また、施行中は大工さんも真っ黒になります^^;
②自然素材のため木目や節、色のバラつきがある
→これは焼杉だけでなく杉板貼りの外壁でも同じことがいえます。
③割れや変形することがある
→無垢の素材は気温や湿度で伸縮したり、直射日光で割れたりする場合があります。
④燃える素材なので使用できる地域が限定される
⑤経年変化をする
→立地条件によって異なりますが、直射日光や雨風、寒暖により風化していきます。
プレストの焼杉の外壁
焼杉は和風の家の外壁に使われていると思っている方が多いのではないでしょうか。
しかしプレストで施工するとまた違った雰囲気になります。
▼素焼の横貼り(鎧張り)
縦貼りの素焼きとは違い、落ち着いた雰囲気でかっこいいですね。
こちらは今回と同じ種類の焼杉です。
▼焼杉・塗装ブラックの縦貼り
マットな感じが杉板貼りの雰囲気に近く、すっきりとしたスタイリッシュなイメージです。
焼杉の和のイメージが少し変わりませんか?^ ^
焼杉の外壁に限らず、どの外壁もメリット・デメリットがあります。
それぞれのメリット・デメリットを考え、自分たちの好みの外壁を見つけてみてください。
また、先日HPにもアップした、3/27(土)28(日)の高砂市の完成見学会。
あっという間に残り枠がわずかとなっています。
満席となり次第受付終了となりますので、ご予約はお早めに…
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