12月14日(月)
姫路市「そよ風ソーラーのある2階リビングの木の家」の薪ストーブ点火式
姫路の工務店・自然素材を使った注文住宅のプレスト
冬支度
例年より暖かい日の多い12月ですが、
プレストのある姫路市も朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
今週には本格的な寒波が来るようで、いよいよ本格的な冬に突入です。
先日、8月にお引渡しをした「そよ風ソーラーのある2階リビングの木の家」の
薪ストーブの点火式にお邪魔してきました。
完成見学会以来に住まい手さまにお会いし、暮らしのようすを少し伺いましたが、
お子さまが毎日たのしく家中をかけまわっているそうです(^^)
リビングの床についたキズがその光景を物語っていて、
快適にたのしく、のびのびと暮らされていることがつくり手として本当に光栄です。
薪ストーブ点火式
『NORFALM(ノルフラム)・Mezzo(メッツオ)』というシンプルながら存在感のある薪ストーブです。
ストーブ屋さんから一通り説明を受け、いざご主人が点火。
鋳物で出来ているストーブは一度火を入れるととても冷めにくく、
また、プレストのような木の家は蓄熱してくれるので相性が良いとされています。
元々ひんやりとしない無垢杉のフローリングもさらに暖かくなり、
家自体がポカポカになります。
この日の日中はとても暖かい日だったのもあり、暑いくらいになってしまいましたが、
お部屋が暑くなり過ぎた場合は窓を開けて調節。
エアコンで暖めた部屋だとすぐに室内が冷めてしまいますが、
薪ストーブで暖めた部屋は、窓を開けても急激に冷えることもなく、また窓を閉めれば暖かい。
とても原始的な感じですが、それがまた薪ストーブの醍醐味なのかもしれません。
薪ストーブは乾燥する?
『火を焚く=乾燥する』と思っている方も多いと思います。
しかし、薪ストーブは遠赤外線で壁や天井・床を暖めるので
エアコンのように暖かい風を出して暖めるのとは違い、乾燥しにくいとされています。
全く乾燥しないわけではありませんが、エアコンほどの乾燥を感じないそうです。
火を扱うこと、眺める愉しみ
テレビをつけなくても、音楽を流さなくても、
薪ストーブをつければバチバチっと薪が燃える音や炎の温かみ、
室内を暖めるだけでなく心も身体も癒してくれる薪ストーブ。
小さなお子さまのいるお宅では、
しっかりガードをしたり、熱いから触ると危ないことを教えたり、、といった対策も必要ですが、
『熱い・危険』とわかれば一定以上は近づかないし、触らない。
子どもたちは体感して自然と学んでいきます。
ボタンひとつで簡単に暖かくなるエアコンなどとは違い、
暖を取るには薪を調達し、乾かし、薪をくべる。
そして火を絶やさないようにを足す。
灰が溜まれば取り除いて、また火を入れる。
先人たちが生きていくためにやってきた当たり前のことを
今この時代に住まいで学べるって、本当に素敵なことです。
食も愉しむ
薪ストーブの醍醐味として、もうひとつ。調理ができるということです。
お湯を沸かすのはもちろん、煮たり焚いたりもでき、
専用の道具を使えばピザも焼けますし、焼き芋も可能です。
ただ、温度が高いので煮物の煮汁はすぐに飛んでしまうので要注意だそうです。
今はおうち時間が増えているので
薪ストーブで調理して、あたたかい食事を家族で囲む…そんなおうち時間もいいですね♪
奥さまは焼き芋を楽しみにしているそうで、
美味しい焼き芋が焼けたか、また伺ってみたいです(^^)
薪ストーブのある暮らし
薪ストーブを設置するにはやはり費用がかかり、
ご希望されても予算などの関係で諦める方が多いのも事実です。
薪の手配や置場も必要ですし、ボタンひとつで暖かくはなりません。
共働き世帯の忙しい家庭には、正直面倒な作業かもしれません。
しかし、その面倒な作業の先に豊かな暮らし待っているように感じました。
これからご家族みなさんで薪ストーブのある暮らしを愉しんでいただけたらと思います。